中川循環器科内科 院長 中川 真吾ドクターのご紹介

中川 真吾(なかがわ しんご)
昭和44年11月27生

略 歴

平成10年3月
・埼玉医科大学卒業
平成10年4月
・虎の門病院麻酔科専修医
平成10年5月
・医籍登録・保険医登録媛医
平成13年1月
・日本医科大学高度救命救急センター
平成13年3月
・虎の門病院専修医全過程修了
平成13年6月
・愛媛生協病院内科
平成13年7月
・麻酔科標榜医
平成13年10月
・愛媛生協病院睡眠外来開設
平成15年10月
・OSASセンター開設・センター長就任
平成16年10月
・南松山病院睡眠外来開設
平成17年6月
・松山西病院睡眠外来開設
平成20年4月
・愛媛SAS研究会 幹事就任
平成20年5月
・虎の門病院睡眠センター 非常勤嘱託医
平成20年7月
・虎の門SAS懇話会 世話人就任
平成20年8月
・心臓陽圧治療研究会 世話人就任
令和 4年12月
・院長就任

2003年10月、中川循環器科内科にOSASセンターを新設しました。
愛媛県では初めての完全アテンド型スリープラボであり、和室のスリープラボを有しております。(←世界初!!)

私と閉塞性睡眠時無呼吸症候群(以下OSAS)との出会いは、今から8年前の研修医時代に遡ります。
虎の門病院の研修医時代、OSAS治療の第一人者である成井浩司先生からこんな質問をされました。
「中川先生、昼間眠くない?当然いびきはかくと思うんだけど?」
・・・はじめは(なんだ~??)っと思いましたし、気分も悪く感じました。
しかし、詳しく成井先生のお話を伺っているうちに、非常に興味深いことが多くあったのです。

我々麻酔科医は、全身麻酔あるいは局所麻酔のセデーションを通して、眠るという行動、喉頭の解剖、人間の呼吸及び循環動態をつぶさに観察できます。
また、虎の門病院の研修制度により、内科・呼吸器科・循環器科・消化器外科・生理学検査室を回ることが出来たことで、より多くの『OSAS』という症例にふれることも出来ました。その上で、循環器科学的な側面での重要性と生活習慣病との密接な関連性に関心を持ちました。
また、ICUやHCUといった救命救急病院や老人病院研修に際し、言葉は悪いのですがOSASの最終形(なれのはて)である病態に多く出会いました。実はこの患者様の大元の病気はOSASであったのではないだろうかと・・・(ただこの時点では将来OSAS治療に従事することになるとは思ってもみませんでした。)

家庭の事情で東京を離れ、地元の愛媛県松山市に戻ってきました。そこでの最初の仕事は健康診断だったのですが、ここでもOSASの可能性がある患者様を本当に多数発見しました。(この患者様を一体どこで診察してもらえるのだろう?)と思い、周囲の先生方に聞いても皆一様にわからないというのです。
そんな折、虎の門病院呼吸器内科部長(当時)中田紘一郎先生が特別講演で愛媛に来られ、どこか良い病院はないか相談したところ、思ってもみない答えが返ってきたのです。
「自分でやればいいじゃない。私は全て教えたよ!」と。
この言葉が私を変えたのは事実です。
それからというもの、OSASの勉強を一からし直しました。
東京と比べ、OSASに関して愛媛のレベルは低く、認識度の差が大きくありました。
愛媛でOSAS治療を行うと決めてから現在まで、できる限りの啓蒙活動をしてきました。
来院された患者様にOSASについて説明するだけでなく、トラック運輸会社を訪問しOSASを知ってもらったり、様々な講演会を開催・出席したりしてきました。また、松山空港でのCPAP(OSAS治療器具)の持込みが可能となるよう説明しにも行きました。

OSASは様々な病気を引き起こす危険を秘めているにもかかわらず、多くの患者様には自覚症状がない(もしくは認知不足により体調不良とOSASが結びつかない)のが現状です。
早期発見・早期治療できれば必ず人生が変わると思います。治療を行うことで日頃の倦怠感から救われるから。
これからも医師でありながら一人の患者として、患者様の立場に立った医療を率先していきたいと思っております。

参考図書:『睡眠時無呼吸症候群のすべて』(虎の門病院・睡眠センター長 成井浩司先生 著)三省堂出版

こんな症状はございませんか?お気軽にお問い合わせください。
・家族や友人にいびきや無呼吸を指摘された ・夜中のトイレが多い ・起床時に頭痛や倦怠 感がある
・日中の眠気が強い ・何度も居眠り運転をしそうになった ・高血圧が気になる
・胸やけがする ・糖尿病と診断された ・通風

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